鍼灸治療のカルテ 2410不妊症:尿漏れが目立ってきました
妊娠をしてから、くしゃみをすると尿漏れすることがある
→肺経の経絡上(大淵穴)にお灸をしてみる
症例 安産希望の30代の女性
主訴 妊娠後期になり、くしゃみをした時に尿漏れが目立つようになった。
その他の症状 腰痛
尿漏れは肺経の経絡の変動
妊娠中に尿漏れをはじめ頻尿、夜間尿だど小便の不具合が現れることがあります。
この場合、肺経(経絡)の失調が原因になっていることが多いです。
たとえば大淵穴にお灸
肺経の経絡のうち、大淵穴は排尿異常の改善に使われるツボです。
尿漏れ防止のセルフケア
せんねん灸などで試してみてください。
当院での治療
- 尿漏れだけでなく他の症状についても 改善する方法(治療方針)を考えます。
- 肺経のツボ: 大淵穴にこだわらず、
尺沢(しゃくたく)、列缺(れっけつ)、經渠(けいきょ)、魚際(ぎょさい)から
一番適すると思われるツボを選びます。(触った時の感覚で見極める)
*肺経以外のツボも使います。
- 鍼や灸を使って僅かに刺激します。
妊娠中のQOL(生活の質)を高めて快適を目指す
たとえ尿漏れであっても、
重症化すると気軽に外出することができなくなります。
妊娠中のQOL(生活の質)を改善し、
快適な妊娠生活を過ごせることを願っています。
たまはりきゅう院 院長 田巻和洋
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