一般不妊治療で黄体ホルモンの補充は不要かもしれない

黄体機能不全には下記のような症状があるとされています。

 

  • 基礎体温の持続期間が短い
  • 高温層がみられない
  • 黄体ホルモンレベルが低い

 

その場合、黄体ホルモン製剤(デュファストン、ルトラール、HCG注射など)が使用されます。

しかしながら、黄体機能不全についての明確な診断基準はなく、判断は難しいようです。

 

 

 

〇良質な黄体を求めるには良質な排卵がカギ

黄体とは排卵した後の卵胞のLH(黄体形成ホルモン)によって出来上がります

そして、黄体からは黄体ホルモンが分泌されて体温があがります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり、排卵の質をあげること 

すなわち質の良い卵子が排卵されれば必然的に黄体ホルモンも十分になるということです。

 

 

 

〇質の良い排卵を目指そう

基礎体温があがるあがらないで一喜一憂する必要はありません。

そうでなくて、妊娠に重要なのは質の良い排卵をしているかということ。

 

 

 

 

  1. 黄体ホルモンが分泌されるのも、
  2. 基礎体温があがるのも

 

 良質な排卵→黄体→黄体ホルモン分泌→体温上昇 

 

 

のように、あくまでも良質な排卵があっての結果ですから、

 

  • 黄体ホルモンが少ない 
  • 体温が低いから

 

といった理由で、黄体ホルモン製剤を使用しても意味がないということになります。

参考 佐久平エンゼルクリニック ホームページ 

 

 

それよりも、妊娠のためには質の良い排卵が大切なのです。

 

次回は 「どうすれが排卵の質が高められるのか」 を考えてみたいと思います。

 

たまはりきゅう院 院長 田巻和洋

 


 

関連記事もお読みください。

 

 

 

 

 

 

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

five × one =

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL