排卵の質を高める方法

前回のブログで

黄体の機能を保つためには排卵の質を高めることが最善であるという話をしました。

今日は排卵の質を高められるかについて考えてみます。

 

 

 

 

 

〇準備の期間

特に後半の3カ月が大切

卵子が成熟するのに およそ7カ月かかります。

そのうち、後半の3カ月は 卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)の影響をうけながら発育します。

排卵の質を高めるには この3カ月のホルモンバランスを適切にすることがポイントです。

 

 

鍼灸治療によって経絡バランスを整えていくことはホルモンバランスの安定につながります。

経絡を整えると薬に頼ることなく自然な形で排卵の質を高めることができます。

 

 

排卵誘発剤を使うケース

前述のブログでまとめたように、クロミッドなどの排卵誘発剤の使用は

副作用の問題もあり単純に妊娠率があがるというわけではありません。 

 

そのため、自分で正常に排卵ができない場合に限って排卵誘発剤が推奨されます。

 

 

〇その他のポイント

・卵巣への血流量の増加

生殖機能に冷えがあるということは血流量の低下を意味します。

 

 

冷えを治す治療薬というのはありませんから、

東洋医学的な鍼灸治療は非常に有効です。

 

 

・栄養バランスの維持

卵子の発育に必要な栄養素はタンパク質、糖質、脂質、ミネラル、ビタミンです。

最近はタンパク質、鉄分不足の方が目立っています。

 

 

・卵子の発育を妨げる要因(活性酸素などのフリーラジカル)の除去

活性酸素を増やす要因にはストレス、喫煙、過度の飲酒、過度の運動、紫外線などがあげられます。

 

 

①物理的な活性酸素の除去

ビタミンE、Cなどの酸化を還元できるビタミンを摂取は活性酸素の発生を減らします。

ただし、適量摂取する必要がありますので専門知識のある方に相談してください。

(当院ではサプリメントについてアドバイスしています)

 

 

②鍼灸治療によって経絡の乱れをなくせば ストレスによる身体ダメージは減らせます。

ストレスによっておこる感情の変化が病気を生みます。

病気の原因とは

 

なるべくストレスのないような環境に近づけつつ

鍼灸治療などで乱れた経絡バランスを整えていくことは

ストレスの影響を改善する方法の一つです。

 

 


関連記事もお読みください

 

排卵誘発剤が原因で妊娠しにくくなることもある

フェリチンと妊娠について

当院の妊娠治療ついて

病気の原因とは

 


たまはりきゅう院 院長 田巻和洋

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

six − four =

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL