不妊症治療の観察ポイント:⑦鼻と生殖器の関係
鼻は、卵巣(子宮)など生殖機能と関係している
→鼻筋はくっきりとしていて、
鼻水、鼻づまりなど鼻炎症状がないほうがよい
東洋医学では「鼻は生殖機能に関連がある」と言われています。
「鼻が大きな男性は生殖器も大きい」
なんて話をきいたことありませんか?
これは東洋医学から派生する顔相学で言われていることです。
「これが事実であることが証明されたのです。」
2021年、京都府立大学の研究チームにより
「鼻のサイズと陰茎の長さに相関関係があること」が報告され話題になりました。
H.Ikegaya et al. Nose size indicates maximum penile length Basic and Clinical Andrology : 2021/2
女性の場合、「鼻孔は子宮の入り口を表す」と言われています。
膣の入り口に炎症があると鼻孔が痛くなったり、
赤い筋が入ったりします。
このように顏相学の診方は理にかなっていることも多く
顔から体の状態を把握するのにとても役にたちます。
鼻づまりがあると鼻筋がぼやける
鼻づまりがあると鼻筋が左右不均一になります。
詰まっている側が膨らみ鼻筋がぼやけます。
鼻づまりがあると睡眠障害になりやすく
経験的に鼻炎などのアレルギー症状があると
妊娠しにくい傾向にあります。
鼻粘膜から生殖機能が制御されている
性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)は下垂体からのFSH LH の分泌に関与しています。
そして、この性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRh)分泌のスイッチが
脳以外で唯一、
鼻粘膜にあることは非常に興味深いことです。
大黒成生 「鼻に起源する性腺刺激ホルモン放出ホルモン細胞 」 1999年 日本医科大学雑誌
生殖機能をより高めたいのであれば
鼻の状態を健康にしておくのは必須です。
症例 鼻筋の形状と排卵障害に関係性がみられた例
28歳の女性 会社員
主訴 生理周期が長く(40~60日)不順、数か月来ないこともある
医院にて多嚢胞性卵巣の診断をうけている。
鼻筋に粟状大の隆起物が発現し、
重度の生理不順と鼻づまりがあった。
妊娠能を高めたければ鼻炎症状を改善すべき
妊娠と鼻の健康は関連性があります。
妊活中は鼻づまり、鼻水などのアレルギー症状も無視しないほうがよさそうですね。
たまはりきゅう院 院長 田巻和洋
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