目の疲れも腰の重さも「後頭部」から? ブラッシングでできる簡単セルフケア

「目が疲れて、頭まで重い……」

「腰を揉んでも、またすぐにつらくなる」

そんなとき、ぜひ一度触ってみてほしい場所があります。

それが後頭部です。

実は後頭部には、目の疲れや首・肩の緊張と関係の深いポイントが集まっています。

今回は、毎日の生活に簡単に取り入れられる**「後頭部のブラッシング」**をご紹介します。

目を使いすぎている人は、後頭部を触ってみてください

スマートフォンやパソコンを長時間使ったあと、後頭部を指で軽く押してみてください。

「硬くなっている」
「軽く押しただけなのに痛い」
「ズーンと響く感じがする」

そんな場所はありませんか?

後頭部には、

瘂門(あもん)・風府(ふうふ)・天柱(てんちゅう)・風池(ふうち)・頭竅陰(あたまきょういん)

などのツボがあります。

 

当院でも、目を酷使している方では、このあたりに強いこりや圧痛がみられることがあります。

「目が疲れたから目の周りだけをケアする」のではなく、後頭部まで一緒にゆるめてあげることがポイントです。

腰がつらいのに、なぜ後頭部?

一見すると、後頭部と腰はずいぶん離れています。

 

ところが身体をみていると、うつ伏せになったときに、左右の脚の見かけの長さに差が出ることがあります。

こうした左右差が大きい方では、身体のバランスが崩れ、腰痛や背部痛につながるのです。

 

施術では身体全体の状態を確認しながら、風府や瘂門など後頭部周辺への刺激を行います。

すると、施術前にみられた左右差が小さくなり、結果として痛みが軽減されるのです。

 

もちろん、脚の長さの左右差や腰痛にはさまざまな原因があります。

大切なのは、痛い場所だけを見るのではなく、身体全体のつながりを見ることです。

 

自宅では「後頭部ブラッシング」を

そこで、ご自宅で試していただきたいのが、とても簡単なセルフケアです。

使うものは猪毛(いのしし毛)のブラシや、柘植(つげ)の櫛・ブラシなど

 

やり方は簡単。

後頭部から首の付け根周辺を意識しながら、髪をやさしく何度もとかします。

強くゴシゴシする必要はありません。

「気持ちいいな」と感じる程度の刺激で十分です。

特に、

  • スマートフォンやパソコンを長時間使ったあと

  • 目の奥が重く感じるとき

  • 首や後頭部がこっているとき

  • 腰や背中が重く感じるとき

などに試してみてください。

 

仕事や勉強の合間、お風呂上がり、寝る前など、毎日の習慣にすると続けやすいでしょう。

 

まずは今日、後頭部を触ってみましょう

目が疲れたときは目を揉む。

腰が痛ければ腰を揉む。

 

私たちはつい、症状がある場所だけに目を向けてしまいます。

でも身体は、すべてつながっています。

 

「最近、目を使いすぎているな」と思ったら、まず後頭部を軽く触ってみてください。

硬くなっていたり、押して痛かったりしたら、

身体からの「少し休ませて」というサインかもしれません。

 

そんなときは、お気に入りのブラシを手に取って、やさしく後頭部をブラッシング。

毎日の「髪をとかす」という習慣を、目・首・腰までいたわる時間に変えてみてはいかがでしょうか。

 

 

※腰痛や眼精疲労にはさまざまな原因があります。強い痛み、しびれ、視力の急な変化、症状が長く続く場合などは、

セルフケアだけで済ませず医療機関にご相談ください。

 

 

たまはりきゅう院 院長 田巻和洋

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