鍼灸治療のカルテ 2409不妊治療:湯船に浸かることはありません

妊娠希望ですが、生理周期は25~50日と乱れています。

→冷えを改善するために生活習慣の改善もすること。

 

症例 30代 女性 主訴 不妊症

妊娠を考えており、不妊専門の病院に通い始めたところ。

 

その他の症状

腰痛

生理不順で周期は25~50日と乱れている。

 

その他、気になったところ

イ、子宮の反応性が弱い

→セックスレスの場合、子宮の反応性は弱いことが多い。

 

ロ、恥骨の際の圧痛

→卵巣の血流が妨げられている可能性がある。

 

ハ、下顎が硬く、頸の緊張が強い。

→下腹部が充実していなかったり、冷えが強かったりすると

頸の緊張が強くなり下顎が硬くなります。

 

生活習慣について

就寝は0時。

23時には寝るように。

就寝時間が遅いとホルモン分泌が乱れやすくなるため

 

入浴はシャワーのみ、20年間湯船に浸かっていない。

可能な限り、湯船に浸かって下半身を温めてほしい。

湯船に浸かることで下腹部が温まり冷えを改善しやすくなります。

 

セックスレス

夫婦生活をできるように努力してほしい。

セックスレスの場合、子宮の反応性が弱くなりがちです。

生理不順の原因にもなります。

体外受精や、人工受精であっても夫婦生活を活発にしましょう。

 

 

まとめ

最近、湯船につからずシャワーで済ます人が増えています。

これは、冷えの原因の一つです。

湯船に浸かることが、冷え改善のセルフケアです。

 

生理不順が大きく、

子宮の反応性が弱いのはセックスレスが大きくかかわっています。

可能な限りセックスレスを解消し、

逆に活発にしていくことを考えてほしいです。

 

夜更かしは、ホルモン分泌にマイナスに働きます。

 

これらはすべて自分で改善できる部分です。

できるものから実行してみましょう。

 

当院では、

生活習慣を整えながら鍼灸治療を受けることをすすめています。

 

たまはりきゅう院 院長 田巻和洋

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