不妊症の観察ポイント:②手首・足首の動きはスムーズですか?
不妊症の患者さんの状態を把握するうえで手首、足首の動きが重要なポイント
①足首の動きは卵巣機能を示すバロメータになる
患者さんに仰向けに寝てもらった状態で足の甲を上からつかんで軽く上下してみます。
上下の動きがロックされることなくスムーズ動作すればよいです。
上下の動きが悪い、硬い場合:
鼠径部が硬くなっており、卵巣機能が活発でない可能性があります。
②足の指の動きは腰、首の状態が反映される。
左手で足指の根元を軽く押さえて、右手で上下に動かしてみましょう。
動きにくい指がある場合、腰や首に異常があることが多いです。
腰や首の調整をすると足指の動きも改善します。
③手首の動きは子宮のバロメータになる。
手首に慢性的な痛みや痺れがあると子宮に異常がみられることがあります。
子宮の位置の異常(子宮後屈など)がある場合は手首に痛みを訴えることがあります。
腱鞘炎が続いているような人は子宮のためにも早めに対応したほうがよさそうです。
④手首と足首、頸、乳首、子宮頚管は関係しあっている!
足首の動きが悪いと手首、頸の動きも悪かったりします。
そして、女性の場合は子宮頚管の動きにもつながるという説もあります。
⑤眼の疲労が足首、手首の動きを悪くする。
眼を酷使しているひとは手頸、足首の動きが悪くなります。
眼が疲れたなあと思ったら、
蒸しタオルで額を温めるなど身体をいたわるようにすると卵巣、子宮にも良いようです。
身体は全部つながって関連しあって機能しています。
(バラバラではありません)
全身がいつも快適な状態にあることが健康の秘訣なのです。
たまはりきゅう院 院長 田巻和洋
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