妊娠にかかわる経穴(ツボ)について
東洋医学の経絡は全部で十二経あります。
そのうちの腎経は妊娠に大きくかかわるといわれています。
ごらんのように腎経の経絡は
足の裏からはじまり→足の内側に入り→
アキレス腱の内側膝の内側→大腿部→腹部のほぼ中央を経由して喉元までつながっています。
たとえば足首付近にあるのが復留(ふくりゅう)です。
この復留を刺激すると腎経のさきまで影響します。
先のブログで妊娠しやすいお腹はやわらかいとのべました。
腎経の調子が良くないとお腹が硬くなったり、
冷え、生理不順、不妊(男性不妊)、不育症につながります。
臨床では腎経に関連する復留や大谿(たいけい)などのツボを使って
腎経を活性化していきます。
そうすることで腹部が柔らかくなり
上記の症状が緩和してくるのです。
腎経を活性化する(下腹部をやわらかくする)ために気を付けたいこと
・身体を冷やさない
・冷たい食べものを控える(温かい食べ物を食べる)
・立ちすぎない(立ち仕事は腎経に負担がかかる)
・十分な睡眠をとる(12時以降は寝る)
・精神的に安定する生活をする(恐怖心が強いと腎経が疲弊する)
たまはりきゅう院 院長 田巻和洋
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