身体の観察:足首は硬いですか?

→足首に全身の緊張が現れます

私は治療の前に、必ず患者さまの足首の動きを確認しています。

一見、首や肩の不調とは関係がなさそうに思えるかもしれません。しかし実際には、足首の硬さや可動域の状態から、頸の緊張・顎関節の緊張・全身の緊張度合いを読み取ることができるのです。


足首‐手首‐頸はつながっている

東洋医学的にも身体は経絡で一つにつながっていますが、構造的にみても「末端」と「頸」は密接な関係にあります。

とくに
足首 ― 手首 ― 頸
このラインは緊張が連動しやすい部位です。

頸は身体の“要”です。

頸の緊張は
頭部(頭痛・眼精疲労)
背中

下肢
足先
手先

へと影響を及ぼします。

つまり、頸がゆるめば全身がゆるむ
そしてその頸の状態が、足首に表れるのです。


なぜ足首に反映するのか

足首は、体重を支え、全身のバランスを調整する関節です。

全身に過度な緊張があると、無意識に足元で踏ん張るようになり、足首が硬くなります。

ストレスが強い方ほど、
・足首が重い
・動きがぎこちない
・左右差がある

という傾向がみられます。

逆に、治療でストレスが軽減すると、足首は自然と柔らかくなります。
これはとてもわかりやすい変化です。


セルフで確認するには?

実は、足首の硬さは自分では分かりにくいものです。

そこで目安になるのが、足の拇指(親指)の動きです。

足首の動きが悪い方は、足の拇指の動きも制限されていることが多いのです。

・拇指が大きく反らない
・指が床をつかみにくい
・左右で動きが違う

このようなサインがあれば、足首の緊張がある可能性があります。


足首は全身の鏡

足首は単なる関節ではありません。

そこには
全身の緊張状態
ストレスの影響
自律神経の状態

が反映されています。

つまり、足首は全身症状の縮図なのです。


次回は、
「足首を緩める方法」
についてお伝えしたいと思います。

足元から全身を整える視点を、ぜひ日常にも取り入れてみてください。

 

たまはりきゅう院 院長 田巻和洋

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