不妊治療の観察ポイント:⑫理想の下腹部はもちもちして柔らかい

下腹部の硬さや圧痛から、妊娠を継続しやすいか否か判断できます。

大腿部(太もも)の内側くらいもちもちと柔らかいのが理想

 

女性の下腹部には小腸、大腸をはじめ、

卵巣および子宮など生殖機能をつかさどる臓器が位置しています。

 

この卵巣や子宮が正常に働くために、

「下腹部の血流に滞りがない」ことが大事です。

 

①下腹部は柔らいほうがいい

下腹部が硬かったり、

触られたときにくすぐったい場合は

血流が滞っている証拠です。

 

 

②鼠径部に圧痛がある

手を使って軽く押しこんでみましょう

(自分で確認するのは難しいので、

誰かに押してもらってください。)

 

鼠径部を押したときに圧痛があったり

くすぐったかったりする場合は

卵巣や子宮の血流が妨げられている可能性があります。

 

③恥骨の淵の圧痛

②同様に生殖機能への血流が妨げられている可能性ありです。

女性の場合は特に右側が重要です。

(女性の中心は右寄りのため)

 

下腹部が柔らかくするためのセルフケア

①食事する際は40回は咀嚼する

咀嚼が少ないと

唾液に含まれる消化酵素が食べ物へ十分に混ざらないために

胃腸に負担がかかります。

 

その結果、腸が降下し、恥骨の際が硬くなります。

十分な咀嚼は健康の秘訣です。

 

②糖質過多を改善する

食事内容を見直して糖質(炭水化物、果物、菓子類)を減らしましょう。

 

③便秘を解消する

腸に便が溜まっていると下腹部が冷え、

生殖機能が低下する一因となります。

 

④入浴時に湯船に浸かって温まる

入浴をシャワーのみにしてしまうと、下半身が温まりません。

 

ここ最近の当院の患者さんの場合は

「下半身の冷えのある方は ほぼ全員がシャワー」でした。

 

季節にかかわらず、

毎日、湯船に浸かって下腹部を温めましょう。

 

たまはりきゅう院 院長 田巻和洋

 

 

 

 

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