不妊治療の観察ポイント:⑧-4唾液と生殖器の関連

唾液の分泌が悪いと性腺(生殖器内の分泌腺)の分泌も低下する

唾液腺付近にコリがないのが理想、

そして、よく噛んで食べること

 

妊娠しやすい顎のかたち

図1

顎のラインにも「妊娠しやすいかたち」があります。

理想は顎のラインがぼやけずはっきりとしていて

複数ある唾液腺付近に異常(痛みや腫れ)がないこと。

 

 アゴの線がはっきりせずにアゴの部分を押すと痛みがあって硬かったり
 唾液の分泌が少なくて、ドライマウスなのはよくない状態です。

 

 

唾液腺は全部で5か所ある

図2

唾液腺には上から順番に

耳管腺、耳下腺、顎下腺、粘液腺、舌下腺があります。

 

唾液腺は性腺(生殖器の分泌)に関連している

図3

女性生殖器の分泌液には子宮脛管粘液、スキン腺粘液、膣内粘液、バルトリン線液があります。

これらの分泌は図に示すように、

唾液の分泌と相関しているようです。

 

 

ポイントを刺激してみましょう。

例えば赤で示した耳下腺~子宮頚管粘液は

・耳の下の翳風(えいふう)耳下腺付近、

・気戸(きこ) 鎖骨の下、

・上髎(じょうりょう) 仙骨にある一番上の穴

どこを刺激しても耳下腺~子宮頚管粘液の分泌があります。

 

性交時に性腺からの分泌が少なくて性交痛がある場合は

これらのポイントを軽くほぐしてみるのもいいでしょう。

 

胸肋関節(胸骨と肋骨のつなぎ目)が動いていないことが多い

ストレスで不安感が大きかったり、

感動することが少なかったりすると胸肋関節が動きにくくなります。

 

肋骨の間に硬くなると

唾液と性腺の分泌が悪くなります。

月並みですが、

ストレスを軽減したり、

好きなことをして感動する(胸が開く)機会を増やすことも

妊活に必須です。

 

胸を開くポーズ

ヨガジャーナル ホームページより

胸が開きそうですね(^o^)

 

まとめ

生殖器を活発にするために、唾液腺を活発にする必要があります。

食事の際は咀嚼は十分に(30-50回)、

ストレスを減らし

心を開くような心地よい時を過ごすことを心がけましょう。

 

たまはりきゅう院 院長 田巻和洋

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