妊婦の鍼灸治療 妊娠4ヶ月 唾液分泌過多で気持ち悪い

今日の患者さんは妊娠4ヶ月の28歳の女性です。

・主訴は唾液過多

つい先日まで食べ悪阻がひどくて寝たきりであったとのこと。

ここ2週間、それが改善してやっと動けるようになったのに前後して
ネバネバした唾液が絶え間なく出るようになった。

口の中が気持ち悪く唾を吐くためのペットボトルを手放せないで入るという。
母親と一緒に来院。

・その他の症状

便秘気味(2-3日に1回)
立ちくらみ
首肩こり
腰痛

・経過予測

妊娠時の唾液分泌過多はよく見られる症状のひとつ。

東洋医学的には原因もわかっているので根気よく治療すれば治っていくものです❗

早く治したければ週2回のペースで
とりあえず5回治療してみましょうと伝えた。

・東洋医学的所

唾液の分泌→の変動

・その他の症状

便秘気味(2-3日に1回)→
立ちくらみ→
腰痛→

首肩こり

・治療

証決定   腎虚脾実 

適応側   便秘もあるので左とする

・治療1回目 5月28日
本治法 左 陰谷 補法

治療2回目 5月30日

唾液分泌は変らず。
腰痛は右側に偏った。

首肩痛は軽減した。

右の腰痛が強まったことから証の変更を考えた。

証決定 肝虚脾実

右 中封 復溜 補法
左 陰陵泉 瀉法

・治療3回目 6月3日

唾液がサラサラになった。

さらに右側の腰痛が強くなり母親にもんでもらったとのこと。
やはり証の変更。

証決定 脾虚腎実

適応側 左 

治療 左 太白 大陵 補法

・治療4回目 6月5日

今日の午前中はこれまでで一番唾液が少なかったのこと。

治療はほぼ同じ

脾虚腎実

左 太白、大陵、右 陽池 補法 

・治療5回目 6月10日

2日前から唾液が止まったとのこと。

左 脾虚腎実にて治療

○考察

 妊娠時の悪阻の症状のひとつである唾液過多を鍼灸治療にて改善した例である。

よく見られる症状であるが、
医薬品では対処方法がなく多くの妊婦が我慢して過ごしているようだ。

今回の例は5回と比較的早い段階で唾液分泌の改善がみられた。

もう少し時間がかかる例もあるが、東洋医学的には腎の変動と原因がわかっているから 
あきらめず治療すれば改善していくものです。

唾液過多は妊娠初期の悪阻とともに鍼灸治療で改善しやすい症状なのです。

妊婦さんは基本的に薬が飲めませんから、体調維持にもっと鍼灸治療を活用してほしいです。

(浦和駅前 たまはりきゅう院 院長 田巻)

たまはりきゅう院

1541

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

twelve + 14 =

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL