美顔と健康:きれいな鼻筋
きれいな鼻筋は頸筋の状態の現れ
→鼻筋を整えると頸も楽になる
🪷経絡的なつながり
鼻筋と頸の関係
鼻筋の中央には「督脈(とくみゃく)」が通っています。
督脈は身体の「陽の道」であり、顔の正中(眉間〜鼻筋〜喉〜胸〜腹)を通って、背骨を伝い頸部・脊柱を下へ走る経絡です。
つまり──鼻筋(督脈の上部) ⇄ 頸(督脈と膀胱経の交わる部位)
このラインは同じ“気”の流れに属するため、どちらかが緊張・滞ると、もう一方にも影響が出やすいのです。
💆♀️実際にみられる相互作用の例
鼻筋の状態 頸・肩の状態 東洋医学的な意味
・鼻筋が硬くこわばっている 頸筋の緊張・肩こり 気が上衝(ストレス・怒り・緊張)している
・鼻筋がねじれている/歪んでいる 頸の筋バランスが悪い 背骨の歪み・姿勢の偏り・自律神経の乱れ
・鼻筋がへこんでいる・弱々しい 頸や背筋が弱く猫背気味 肺気や腎気の不足(呼吸・生命力の低下)
・鼻筋がしっかり通っている 頸もまっすぐ・姿勢が良い 気が正しく流れ、精神も安定している
🧘♀️まとめ:顔相学的・経絡的リンク
鼻筋は肺や腎、督脈の状態を反映する
頸筋は気血の通り道(経絡)の通行状態を表す
したがって、鼻筋の歪み・こわばり=頸の筋緊張の表れと見るのは理にかなっています
🌿 実践的アドバイス
鼻筋〜眉間を軽くマッサージすることで、頸や肩がゆるむことがあります。(督脈の通りを整える)
呼吸を深くし、首の前面(胸鎖乳突筋)を軽く伸ばすことで鼻づまりが改善することもあります。
顔相学的にも、鼻筋が整うと「自信・決断力・意志の強さ」が表れ、姿勢全体に良い影響を与えるとされます。
参考
🪷 主な理論的背景(参考系統)
中医基礎理論(中国伝統医学の基本文献群)
『黄帝内経(こうていだいけい)・霊枢篇/素問篇』
→ 督脈や経絡の走行、五官と五臓の対応(鼻=肺)などの原典。
『難経』
→ 経絡の上下連動(特に頸・脊柱と顔面のつながり)について記述。
日本の伝統的東洋医学・鍼灸学
『経絡経穴概論』(医道の日本社)
→ 督脈・膀胱経などの走行図により、顔正中線〜頸〜背部の連続性を説明。
『現代経絡治療学』(代田文誌ほか)
→ 経絡と筋の連動、身体構造との関連を解説。
顔相学・人相学の体系
『人相学大辞典』(田口真澄 監修など)
→ 鼻筋=意志・自信・生命力の象徴。歪みやこわばりは身体や精神の緊張を示す。
『東洋医学と顔の診断』(鍼灸臨床誌・特集号など)
→ 鼻筋〜眉間〜頸部筋の緊張が連動する臨床的観察。
たまはりきゅう院 院長 田巻和洋
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