鍼灸治療のカルテ 2404不妊症:仕事をやめたら、ストレスが減った
頭皮の動きでストレス度合がわかる
→額上の頭皮が硬い場合は頭を使いすぎている可能性が高い
主訴:43歳の女性 妊娠のため、身体を整える目的で来院。
胚移植を3回したが妊娠に至らなかった。
その他の症状:
慢性的な頭痛(月に2-3回ある)
→慢性的な頭痛があると妊娠しにくいので、頭痛のない状態にしたい。
生理痛が重い
→下腹部に冷えの可能性、生理痛が強くない状態のほうが妊娠しやすい。
→鍼灸治療とともに、
糖質制限、小麦制限、
オーガニックコットン製の生理用品に切り替え
身体の状態:良いところ
額上の頭皮が柔らかい
→仕事のストレスが強いと額の上の頭皮(黄色の部分)が硬くなる
眼を酷使していると眼の上の頭皮(朱色の部分)が硬くなる
腹部が柔らかい
→太ももの内側くらいの柔らかさ
子宮の反応性が高い
→夫婦生活が十分であるので、子宮が活性化している
改善したほうがいい症状
㊨恥骨際の圧痛
→生殖器(卵巣、子宮)の機能が低下している可能性がある。
腰痛(それほど重度の腰痛でない。)
→腰痛もないほうが妊娠しやすい。
仕事のストレスを減らす
初診時に頭皮の状態および腹部の状態(下腹部の硬さ、子宮の反応性)を確認したところ想定していたよりも状態が良かった。
(仕事をしている人はストレスの影響から頭皮が硬くなっていることが多い)
本人に確認したところ、
「仕事のストレスが凄すぎたため2か月前に仕事を辞めた」とのこと。
頭皮が硬いと身体の様々な部分に良くない影響が出ます。
この症例の場合、
仕事をやめて数か月経過したため
ストレスの度合いが少なくなっている可能性が高いです。
妊娠モードになっているか?
現状、精神的、肉体的に余裕があるか考えてみましょう。
妊活をする場合は、不妊治療の前に
家庭環境を仕事モードから、妊娠モードへ
切り替えていくことも考えていきたいですね。
妊活がうまくいっていないと思ったら、
仕事を辞める選択肢も考えてほしいです。
たまはりきゅう院 院長 田巻和洋
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