不妊の兆候③ 下腹部は柔らかく適度な力があるとよい

下腹部が硬かったり、弾力が少ない

→咀嚼不足と腎の機能低下

*東洋医学的に分類される腎の機能のこと

 

妊娠しやすい「健康なお腹」について考えてみます。

 

下腹部は柔らかい

古来、不妊を石女(うまづめ)と言いました。

これは石のように硬い、冷たい、濡れないという意味です。

 

仰向けの状態で下腹部を軽く按じた時に

下腹部が冷え気味で硬く感じることがあります。

 

これは胃腸付近が硬いということです。(筋肉ではない)

胃腸が硬いと付近の血流も低下し、子宮も硬くなりがちです。

原因は咀嚼不足や糖分のとりすぎが挙げられます。

 

下腹部に適度な弾力がある

次は適度な力があるかどうかを診ます。

寺澤捷年:症例から学ぶ和漢診療学より

上図に示した場所(臍の下)は

東洋医学の腎の機能を診る場所です。

腎(水)は男女ともに生殖、妊娠に大きくかかわります。

 

下腹部に弾力がない→腎の気の巡りがたりない→妊娠しにくい

ということです。

 

腎の機能(水)を高めるセルフケア

下半身を冷やさない(温めるということではない)

入浴時は湯船につかる→湯船につかると身体に圧力がかかり腎臓が鍛えられる。

立ちすぎない→立つ時間が多いと腎を消耗する

植物油の摂取を控える→植物油は腎臓に負担をかける

不安の除去→不安・恐怖は腎を消耗する。

温かいものを食べ、冷たいものを控える。

など

 

まとめ

腎の機能は消耗のしている人が一番多い部分です。

下半身の冷え、腰痛、浮腫み、頭痛、生理痛、耳の不具合などがあれば「腎の失調」を疑います。

治療とともに、セルフケアも実践して腎の機能の消耗を少なくしましょう。

 

たまはりきゅう院 院長 田巻和洋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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