フェリチンと妊娠ついて
〇一部の不妊治療を専門にしている病院では、フェリチン値測定の必要性について以下のように述べられています。
・フェリチン値と不妊症との関連について
体内の鉄はその60~70%がヘモグロビンとして、残りの20~30%がフェリチン(貯蔵鉄)という形でストックされています。
月経などの出血で体内鉄が消費されると生命活動を維持するために まずヘモグロビンの鉄を維持することが優先され、貯蔵鉄であるフェリチンから消費されます。
さらに月経のたびに鉄が消費され鉄分が補給されない状態が続くとヘモグロビンが正常でもフェリチンが低いという隠れ貧血の状態に陥ります。卵子の老化を防ぐ抗酸化酵素を働かすためにも鉄が必要です。
そのためフェリチン値が低い(貯蔵鉄量が低い=隠れ貧血)と卵巣の状態も悪くなり妊娠しづらくなるのです。
(佐久平エンゼルクリニック ホームページ 鉄と不妊症より引用)
・妊娠中の鉄不足は赤ちゃんにも産後の妊婦にも大きな影響を与えます。
ヘモグロビン濃度だけで貧血を判断されているますが、フェリチン値をはかること。
そのフェリチン値も5-100といわれていますが、50以下ですといろいろな症状がでます。
臍帯血にはフェリチン値が200以上になっていますが、その分母親は20以下になっていることもある。
「マタニティーブルーも鉄不足」 なんだなと思います。
だからその分お産した方には動物性たんぱく質とお肉を食べてもらっています。
鉄剤も積極的に処方しています。
当院ではさまざまな医療情報を把握しながら治療をすすめています。
鉄分をはじめビタミン摂取や食事療法の指導も治療に合わせて行っております。
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たまはりきゅう院 院長 田巻和洋
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